「慶良間美術館」は、アートという切り口で慶良間諸島を楽しむ構想・企画です。ここに展示される商品は、この地域の美しさを表現する人々の作品です。2020年の構想時、「琉球イラストレーション」の与儀勝之氏を阿嘉島に招聘し、その陸海空を表現したこの美術館のシンボルアート「架け橋」を描いて頂きました。今後もさまざまなアーティストたちと島の結び付きを創りながら活動してまいります。
館長 谷田部徳子(あやたべ NORI)
作品統括アドバイザー 与儀勝之(琉球イラストレーション)
運営 ハナムロホテルズ(有限会社ハナムロ•インターナショナル)
慶良間美術館 シンボルアート 「架け橋」 ~ 与儀勝之
【作品解説】
慶良間諸島の阿嘉島と、そこから橋でつながる慶留間島及びその周辺海域の自然の魅力が凝縮されたイラスト。この地域にしか生息していない天然記念物のケラマ鹿を主人公に、湧き上がる夏の入道雲を背景とした奇岩群や島並み、海中のサンゴ礁やウミガメ、熱帯魚などの生き物たち、暗くて美しい夜空と天の川と流れ星に至るまで、琉球イラストレーションの与儀氏が実際に島を歩き、海を泳いで見たもの・触れたものがカラフルな躍動感を伴って描かれている。また、この地域の自然風景に見事に溶け込む人工物である阿嘉大橋が雨上がりの虹と流星で表現され、この『架け橋』を二頭の鹿が渡っていく様子が描かれている。なお、作品内を泳ぐ魚たちは慶良間諸島を愛する一般の方々から募集したサカナの絵を與儀氏がイラスト化したものを採用しており、阿嘉島ラバーたちの合作とも言える。
★与儀勝之コメント
阿嘉島をモチーフに作品を描く機会をいただきました。島を象徴するモチーフは、天然記念物であるケラマジカ。サクバル奇岩群。阿嘉島と慶留間島を結ぶ阿嘉大橋。阿嘉島を描くため、一昨年去年と島を訪れました。夜、暗闇の中で群れるシカ。橋を渡る二頭のシカ。滞在中に見た光景を描きました。阿嘉島の魅力が伝われば幸いです。
【アーティスト】
与儀勝之(Masayuki Yogi) [琉球イラストレーション]
1998年、沖縄県立芸術大学デザイン専攻卒業。東京の広告代理店でグラフィックデザイナーとして6年勤務し、沖縄へ帰郷。そのとき沖縄で目にしたの自然の豊かさや生命のたくましさ、そして地に根付いた伝統文化に改めて感銘を受け、絵を描き始める。紅型・螺鈿細工・影絵・浮世絵・縄文土器といった古典芸術から影響を受け、古と新を繋ぐ作風へと至る。また鑑賞者が内なる宇宙へと意識を向けることを願い、陰陽や文様といった伝統的なエネルギーを作品に織り込んでいる。鑑賞者に物語を紡いでもらうことを意図した、文字のない絵本作品も手がけ、4作目となる絵本「おねんねさんぽ」は2017年11月に出版。現在は自身の画業の集大成となることを目指した創作絵本「海の星(仮題)」を制作中。2017年1月には、沖縄市に「art gallery soranoe(ソラノエ)」を開廊。自身の作品発表の場とともに、沖縄アートシーンの活性化のため、ギャラリーを他アーティストにも開放する。
art gallery soranoe
http://soranoe.jp